2013年10月30日水曜日

『ガッティワインの日』はトスカーナ州のブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。

今回も横浜店、藤沢店で飲めるワインは違います。

【横浜店】
濃厚、濃縮果汁のブルネッロ
~ピアン・デッロリーノ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2005~

ワイナートのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ特集にて見開きで紹介されていた内容では『高密度でピュアな雫酒 フリーランジュース100%のブルネッロ!』っと。

ピアン・デッロリーノのブルネッロ・ディ・モンタルチーノの特筆すべき点は最も高密度でピュアな葡萄の味わいが得られる、フリーランジュースを100%用いる事。

フリーランジュースとは、破砕後プレスを行わず葡萄の重さだけで、自然に流れ出す搾汁の事で、僅かしか得られない為、非常に貴重な果汁です。フリーランジュースはエグ味等のネガティブな味わいが少ないピュアで旨味の強い果汁を得られます。

畑はと申しますと葡萄と葡萄の間には各列交互1年毎に下草を約20種類生やし、土壌の保水力を高めます。

また、そうすることにより雑草と葡萄の生存競争が起こり、結果、葡萄の根は地中深くに養分を求め伸びていく事になり、葡萄に複雑な味わいをもたらすメリットや畑にトラクターなどが入った際に、タイヤで土壌が固まるのを防ぐクッションの役割も果たします。

あまり伸びすぎると必要以上に土壌の養分を下草に持っていかれていかれてしまう為、各列交互に1年毎に1年はやしたら全て抜いて、1年土壌を休ませ翌々年にまたはやしています。

凝縮果汁がとても濃厚。熟した黒い果実やスパイスが感じ取れます。
タンニンと果実の余韻の長い事長い事。。。開けてすぐに美味しいこのブルネッロを是非!!

【藤沢店】
自然派エレガントのブルネッロ
~サンタ・マリア ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2007&2008~

当初は葡萄栽培・ワイン生産を行うことなど全く考えていないこの生産者の夫妻は長年住むことを夢見てきたモンタルチーノに土地を購入。

敷地内の“森だと思っていた”所を散歩していたところ、900本程度が植わっていたであろう小さな畑を発見。
地元の農業関係の検査機関に調査を依頼するとブルネッロ用の古い畑だと判明。
 「これは神様がブドウを育てなさいと言っているのだ」
すぐ、その場所に1.5haの新しい畑を仕立てる許可をもらい1997年に葡萄を植え2000年からワイン生産を開始する。

畑では自然な栽培。醸造は温度管理を行わずに野生酵母による醗酵、長期にわたるマセレーション。
清澄もろ過も行わず、瓶詰め時に若干量の二酸化硫黄(SO2)を添加するのみ。

自然な栽培と醸造に取り組むサンタ・マリアのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。
ワインの生産は2000年からとまだ短いものの丁寧に育てた葡萄の個性をしっかりと反映した味わいで自然はワイン好きのファンの人気を集めています。

比較的早い段階から果実味が開いていた2007年に対し、2008年はよりクラシックな雰囲気のあるヴィンテージ。
2007と2008の飲み比べをオススメします。

エレガントで超奥行きのある味わい。
体に染み渡る綺麗な果実をどうぞ時間をかけてお楽しみください!

また、今回もこの期間限定のトスカーナ州郷土料理をご用意しておりますので合わせてお願いいたします。

是非、新酒『ヴィノ・ノヴェッロ』と共にお楽しみください。

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