2013年8月28日水曜日

ガッティワインの日

20回目はイタリア最大の島、シチリアです。

シチリアはイタリア20州の中でも最も大きい州で、イタリア国土の12分の1を占める広さは、日本で言うと九州と四国の中間くらいの大きさの島です。シチリアの第2都市カターニアの北西には今も活発に活動する活火山エトナもあります。

紀元前はギリシアの植民地が点在して発達したシチリアは、古代より貿易の重要拠点として様々な文化が入り交じる結果となりました。また、古代の昔から農業が盛んで、とりわけオリーブとワインが特産品です。また豊かな海に囲まれているため食文化も発達し、特に魚介類の美味しさは日本に負けず劣らずの素晴らしいものがあります。

今回は、そんなイタリア20州最大の大きさを誇るシチリアの土着品種でもありますネロ・ダーヴォラに注目してみました。

カラブレーゼとしても知られているネロ・ダーヴォラ。その名前からカラブリア起源のものと思われがちですが、実際はシチリア原産で、この地方で一番の赤ブドウ品種とされています。

品質を追求するシチリアの生産者達は、この品種のみでワインを作ることも少ないそうです。

ネロ・ダーヴォラのワインは甘いタンニンを感じるしっかりとしたボディ。洗練されたアロマが特徴で、プラムやスパイス香もするし、長期熟成にも耐えられる優れた品種です。

どんなすごい力を秘めているのか味わってみたくないですか?

そんなわけで、今回はイタリアワイン界では今最も注目されているのではないかというブドウ品種のネロダーヴォラをご紹介するわけです。

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