2013年7月29日月曜日

ガッティワインの日



今回の『ガッティワインの日』は藤沢、横浜同時開催。

共に南イタリアの王様ワイン『タウラージ』をご紹介します。

藤沢店の生産者はルイジ・テッチェ。一方、横浜店はアントニオ・カッジャーノ。

ドチラもタウラージの造り手として超有名人。

□□□藤沢店【ルイジ・テッチェ タウラージ/ポリフェーモ 2007】□□□

2003年よりこの地の伝統、個性を反映したワインを世に知らしめるべく、瓶詰めをスタートしたルイジ・テッチェのタウラージ・ポリフェーモ。
1930年代に植樹された古木が今も残る1haほどの畑から造られるタウラージです。自然で伝統的なプロセスを経て、ワインは生み出されます。2007年の生産本数は5400本。1本1本にシリアルナンバーが入っています。

ちょっとかわいいエチケットですがこのキャラクターは『ポリフェーモ』と言いギリシャ神話に登場する一つ目の巨人の名です。

ボルドー液以外の薬剤を一切使用せず、草生栽培を行う。

栗製の開放醗酵槽で、野生酵母による長期間の醗酵・マセレーション、手作業によるピジャージュ、2酸化硫黄はボトリング時に若干量添加するのみ。ポリフェーモは、1930年代に植えられた、この地域の伝統的な仕立てで栽培されたの約1ヘクタールの畑のブドウで造られるワイン。

濃く、深く、力強く、という、タウラージらしいエネルギーはそのままに、強い味わいながら、透明感をも感じさせ、長く続く余韻にはまとまりがあり、エレガントという言葉が当てはまるワインになっています。
超一流のブルネッロ、バローロに肩を並べるワインだと思います!
かなり小規模で若い造り手のワインですがこの2007年、見事にガンベロロッソでトレ・ビッキエーリを獲得しています!
高評価も当然!!と思わせる出来です。

□□□横浜店【アントニオ・カッジャーノ タウラージ・ヴィーニャ マッキア デイ ゴーティ 2008】□□□

アントニオ・カッジャーノは限りない情熱をワインにかけている素敵なおじさんです。
1990年にタウラージにワイナリーを創設します。
ワイナリーといっても、ここはアントニオさんが1人で岩山を切り拓いて造った『洞窟』のような造りをしています。

『洞窟』の中には数々のワイン造りに関するアンティークな品物や、アントニオさんが造った様々なオブジェが飾られていてアーティスティックな方らしく、世界中で写真を撮りに歩いている写真家でもあるそうです。

アントニオ・カッジャーノのある村は以前大きな地震に合い、殆んどの街の人が外へ引っ越していったそうです。

古くはタウラージはバローロやバルバレスコなどと肩を並べる最高級ワインとして知られていたのですが、小さな村で地元消費タイプのワインを造り続けるうちに いつしか、時代の蚊帳の外に置かれてしまっていました。

けれどもこの辺りには古くからのとても良い畑があり、そこにアントニオおじさんが登場して、タウラージはDOCGとしての誇りと威厳を取り戻したというわけです。

カッジャーノの畑はその古くからある素晴らしい畑の中でも一番良い場所にあり、そこから徹底した低収量で、果実味をタップリと含んだしっかりとしたタウラージが生まれます。

古くからの最上の畑「マッキア・デ イ・ゴーティ」のブドウのみを使用して造られる年間生産量3,000本の希少なワイン。18ケ月のバリック熟成の後、18ケ月の瓶熟成。熟したプラムや ダークチェリーの濃厚さに、スパイスの複雑なニュアンス。
パワフルなボディとタンニン。スモーキーな樽香をお楽しみください。


一つは自然派の造り手として伝統と個性を守り伝えるワイナリーで繊細な味わいの中に野性的な部分を感じさせる飾らない味わい。
もう一方のワインは古くからある畑でタウラージ村を再度盛り上げつことに情熱を注いだワイナリーで骨格のしっかりした果実味たっぷりのワイン。

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