2012年12月28日金曜日

ガッティワインの日

2013年最初の『ガッティワインの日』はスーパートスカーナの『レ・マッキオーレ パレオロッソ 2007』

1/2,3,4のみのイベント。

エウジェニオ・カンポルミによって1983年に設立されたレ・マッキオーレ。
その後、ルカ・ダットーマ氏とともにワイン造りを続けて出来上がったのが、1993年初リリースの『パレオ・ロッソ』
オーナーのエウジェニオ・カンポルミは、残念なことに40歳という若さで2002年7月に他界されました。
しかし、残された彼の妻チンツィアと二人の息子が彼の意思を継いで「妥協の無いワイン」を造るために前進しています。

トスカーナには『ボルゲリ』という高級ワインを生み出す土地があります。
この土地は一年中、風が吹き雨が少ないのが特徴。
風が強いおかげで一粒一粒の皮が厚く出来、病気になりにくくしっかりした味わいの葡萄が出来る。
北には丘があり、雨が降ると水はけの良いミネラルがたっぷりの土壌を水が通り地中をつたって地下に蓄えられるので雨の少ない夏でも乗り切れる訳です。

この様な土地では土着品種のサンジョヴェーゼよりカベルネ・ソービニヨンやカベルネ・フランが適してるとよんだエウジェニオ・カンポルミ。
ただし、昔からココではカベルネ・フラン100%のワインは美味しく出来ないと言われてました。
っが、彼らはこの土地でのカベルネフランの力を信じカベルネ・フランのみのワインにかけました。そして、名声をとり得たのです。

造り方はステンレスとセメントタンクで主醗酵。コンクリートタンクで4ヶ月。大樽で15ヶ月。重厚瓶で8ヶ月以上。
小樽を使った今風の化粧っけたっぷりのワインとは違い、古典的な造り方と現代の造り方を融合させた造り方。
その融合とカベルネフランにこだわった事が成功の秘訣なんでしょうか… 


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